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Ena Garden ブログ

炎症因子を抑える「トラネキサム酸」

こんにちはEna Gardenです。

前回のブルーライトのお話からの続きで今回は「トラネキサム酸」の働きなどをご紹介します。

【トラネキサム酸の新たな作用】

ブルーライトにより肌の炎症を引き起こす炎症因子の生産が増加することと、『トラネキサム酸』が、炎症因子の生産を抑制することがわかりました。まず『ブルーライト』をヒト表皮細胞に照射した後、『トラネキサム酸』を添加して24時間後に炎症性因子を測定したところ、『ブルーライト』により炎症因子の生産が増加することと、『トラネキサム酸』がこれからの炎症因子の生産を抑制していることがわかりました☆さらに好中球に『トラネキサム酸』を添加し、『ブルーライト』照射後の細胞死の発生率を経時で測定したところ、『トラネキサム酸により、好中球の細胞死が抑制されたことも確認』できたそうです。

【トラネキサム酸が、ブルーライトが引き起こす肌のコラーゲン量減少やメラニン生産促進因子の増加を抑制!?】

『ブルーライト』を、皮膚(真皮)の成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)を作り出す真皮繊維芽細胞に照射後、『トラネキサム酸』を添加し、24時間後にコラーゲンの発現量を測定。すると『ブルーライト』照射によりコラーゲン量を減少することを確認とともに、『トラネキサム酸』がコラーゲン量を増加させることがわかりました。さらに『ブルーライト』をヒト表皮細胞に照射後、『トラネキサム酸』を添加し24時間後にメラニン生産促進因子の発現量を測定したところ、『ブルーライト』照射によりメラニン生産促進因子が増加。また『トラネキサム酸』がその発現増加を抑制することもわかりました。

この結果から、『ブルーライト』によって皮膚のシミやシワが促進する可能性がある、『トラネキサム酸』はその作用を抑制することがわかります。

【ブルーライトの対策で肌を守る】

『ブルーライト』による光老化促進の一因である『炎症性因子の生産』『好中球の細胞死』『メラニン生産促進因子の増加』『コラーゲン量の低下』のいずれに対しても、『トラネキサム酸』が作用することが明らかになりました。これからは『ブルーライト』の対策がスキンケアのポイントになりそうですね☆また太陽だけでなく、その他ライトやスマホ、PCなど、多くの人が生活のあらゆる場面で無意識に『ブルーライト』と接触し、長い時間その影響を受け続けています。『ブルーライト』の影響を正しく理解して日々の生活の中でも『ブルーライト』対策をぜひ心がけてみてください。

今は『トラネキサム酸』配合の下地や、日焼け止め、サプリなどもあるのでそちらを活用してもいいですね♪また新しい情報が入り次第お伝えしていきたいと思います。


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